国債のすべての21~22ページの数行のところです。
資本の毀損回避を企図したIRRBB規制とか、資産の規模の拡大を抑制するレバレッジ規制とか、この辺はバーゼル規制関連のことだ、ということでちょっと調べた。
調べたつっても大和総研のバーゼルⅢの初歩に目を通しただけだ。
PDFで見れるので興味あれば 大和総研 バーゼルⅢの初歩 で検索してみてください。
家庭教師のチャッピーに質問しながら目を通した。
バーゼル規制の概要を俺なりに書いておきます。
#はバーゼルIIIの初歩の回数に対応してます。
#1
バーゼル規制って何なのかっていうと、金融危機が起きたときに銀行が破綻したり破綻の危機になったりということにならないように、損失を吸収できる資本を十分に用意しておこうね、金持ってねーくせにリスク積んでんじゃねーぞっていうこと。
別の言い方だと銀行システムの健全性の強化です。
あと国際的な銀行業務の競争力の不平等の解消も目的みたいだけど大事なのは銀行システムの健全性の強化が主な目的だと思う。
バーゼル規制のバージョンはⅠ~Ⅲまである。
#3
じゃあ損失を吸収できる資本ってどれくらいあればいいのか?
この損失を吸収する資本量を自己資本比率といって、バーゼルⅠの式は下の通り。

国際統一基準だと資本は信用リスクの8%以上あればいい。
日本は独自の比率があり国際業務をしない国内業務のみの銀行だと4%以上です。
信用リスクは事業者への貸出とか個人のローンとかの与信のリスクのこと。
Tier1は株式とか内部留保っていう資本っていう概念で、Tier2は劣後債や有価証券含み益など、Tier1を補完する自己資本。
Tier1、Tier2、Tier3ってのは段階という概念で、損失吸収力が大きい順に並んでいる
そして金融自由化っていうのが始まって銀行は金利リスクとか為替リスクとか株価リスクとかいうマーケットリスクっていうのも負うようになり、自己資本比率も改訂される。
Tier1:普通株式、内部留保
Tier2:劣後債、有価証券含み益等
Tier3:短期劣後債

マーケットリスクの分も考えて資本用意してねっていうことになった。
資本に劣後債が追加されました。
ちなみに劣後債は銀行が破綻した際に、預金者や一般債権者への支払いが終わった後に返済される債券。
銀行 劣後債 とかで検索すると銀行が発行してる劣後債が出てくる。
#4
バーゼルⅡになると銀行員の不正行為やシステム障害、事務ミスなどの事務的なミスとしてオペレーショナルミスという概念もリスクとして導入され、その分の資産賦課してねってことになった。

#5
さらにリスクウェイトという概念も導入される。
信用リスクは融資先が返済できなくなるかもしれないとか、融資先によって返済能力っていう信用度合いが違うのに、バーゼルⅠでは融資先に関係なく融資額の一律100%が信用リスクに採用されていた。
例えばのび太と出木杉に1万円づつの計2万円貸した。
今までは一律100%なので信用リスク、返ってこないリスクにさらされているお金は2万円っていう考え方だった。
でも、のび太と出木杉を一緒にするのはリスク管理として雑すぎと考えた。
のび太はやべー奴だからリスクは100%で、出木杉は信用できるからリスクは20%にしとこうみたいなこと。
そうすると分母の信用リスク分は1.2万円という計算になり、分子がそのままで分母が小さくなると自己資本比率が大きくなるから、リスク資産を増やせる余力ができるということだ。
他に内部格付けという概念もあり、内部格付けを採用するとリスク資産が低くなるというインセンティブがつくので、同じ自己資本でより多くの融資や投資ができる。
続きは次回で。

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