前回は固定相場制といっても、中央銀行が為替介入してて、
為替レートを維持してるってことで終わりました。
財政破綻論の嘘では、レバノンの財政破綻の例が取り上げられてました。
読んでも意味わかりませんでしたが、わかったので投稿します。
本のネタばれになるけど、本よりも丁寧に説明するので丸パクリにはならないよ。
まず貿易赤字ってどういう状態か?
赤字なので自分の国の物を他国に売る代金よりも、他国から仕入れる代金の方が多い状態である。
別の表現だとフリーマーケットで自分のゴミを売った代金より、フリーマーケットで買い物した
代金の方が高いってこと。

上の図だと1万でゴミを売って、3万でゴミを買うと‐2万の赤字になる。
国で考えると‐2万の貿易赤字だ。
そして貿易だと普通は世界の基軸通貨のドルで売買される。
ドルを持ってない国はどうするかっつーと、自国通貨をドルに両替する。
ちなみにこのドルに両替するとは自国通貨を売ってドルを買うと理解してもよい。
この両替したドルで貿易を行う。
あるいは外国為替特別会計、略して外為特会が保有する外貨準備という外貨の資産が有り、
その外貨準備を使って貿易もする。
両替でドルを買うのはいいとして、外貨準備はどこから来るかというと、
ドル建て国債だと思っていい。
ドル建て国債を買うと利子はドルで払われるから、利子をためるとドルがたまるってこと。
このたまったドルが外貨準備になると思っていい。
ここまでが貿易赤字と固定為替相場のリスクを理解するための前提知識だ。
本題に入るぞ。
レバノンは貿易赤字が続いてて、必要な物資を輸入に頼っていた。
輸入するためにドルが必要で、ドルを買うために自国通貨であるLBPを発行する。
これによりドルの需要が高まりLBPの需要が低くなる。
つまりLBP安ドル高となる。
そしてLBP安ドル高となるとドルに両替するLBPの量も増えてますます
LBP安に誘導される。
固定為替じゃねーのかよ!って思うかもしれないけど、前の投稿で、
固定相場制っていっても実際は変動していて、中央銀行による為替介入によって、
為替レートが維持されているだけって書いた通り、為替介入する。
為替介入って何かっつうと、中央銀行が外貨準備を使って為替レートの調整をする。
外貨準備だから今はドルだと思ってほしい。
中央銀行が外貨準備のドルを売ってLBPを買う。
言い換えればドルを放出してLBPを回収する。
これによりLBPの流通量が減りドルの流通量が増える。
これでLBP高ドル安に誘導することで為替レートを維持するのだ。
しかしレバノンは恒常的に貿易赤字国である。
LBP安ドル高になって、外貨準備で為替レートを戻してるということを説明してきたが、
外貨準備は有限である。
外貨準備のドルがなくなると為替レートは維持できなくなる。
すなるとどうなるか?
まず実質LBP安ドル高になる。
物資の輸入は必要なのでドルに両替するためのLBPを発行するが、
LBP安なのでドルに両替する発行額がどんどん増える。
LBPの流通量が増えることで、通貨安はさらなる通貨安となり、
LBP安ドル高なので輸入物価もどんどん高くなる。
つまりハイパーインフレになる。
ハイパーインフレを回避するためにレバノンはどうしたのか?
ドル建て国債を発行したのだ。
ドル建て国債だから、ドルを集めることができる。
しかしドル建て国債だから、利払いはドルとなる。
ドル建て国債で集めたドルで為替介入しても、利息を払えない。
結局ハイパーインフレになる。
利払いできなくて財政破綻ということになる。
この経緯を書いてるだけで俺の頭の中まで真っ白くなりそうだ。
インフレの底なし沼って感じで変なドキドキ感がある。
とりあえずここまで。

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