資本と資産の違いとは?バランスシートでわかりやすく整理資本と資産

銀行の信用創造の勉強してたら資本と資産とかって簿記の勉強になってた。
まず、銀行が信用創造する上限は準備預金とか自己資本比率によるって話を
前回はした。
今回は自己資本比率の話してから、資本と資産の話をする。

自己資本比率ってのは国際業務をする銀行はリスク資産の8%の自己資本が必要ってこと。
国内取引のみの小さい銀行ならリスク資産の4%の自己資本が必要。
リスク資産は融資で発生する資産だと思っていい。
融資したのに返ってこない、貸し倒れになるリスクを含んでいるからリスク資産だな。
この4%とか8%がバーゼル規制ってものだと。
銀行業務にかかわる人でなければ知らなくてもいいと思うのでさらっとやります。
融資の総額が1億円で国内のみの融資だとすると、必要な自己資本は400万必要ってこと。
リスク資産が1億×国内取引の比率は0.04=400万
だから自己資本が400万ある銀行は国内では1億円まで信用創造として融資できるってこと。
準備預金も関係あるっぽいけど、これで信用創造はもういい。

で、こっから本題。
資本と資産なんだけど、

上の図はバランスシートね。
資産は負債と資本によって支えられてます。
資産はお金の用途、使い道で、負債は借入。
資本は株主からの出資とか会社の利益とかで、調達されたお金が資本と借入だと思って。
負債はイメージしやすいと思う。どっかから借りてきた、借りて調達したお金。
資本と資産がわからないと思うんだけど、資本は例えば、株主から出資されたお金だとする。
株主にとっては資産を出資することになるけど、会社からすると調達されたお金だから資本になる。

この株主から調達されたお金が資本でこの資本が資産に変わる。
例えば100万の資本で100万の自動車を買うと、バランスシートは資産が自動車の100万と資本が100万になる。

バランスシートにはお金の調達先である資本や負債と、お金の用途である資産が書かれている。
調達したお金と使用したお金は同額になる。
そして大事なことは資産も資本も負債もお金とは限らないこと。
会社の設備や事務用品、投資、金融商品などだ。

ほかの資本は会社の利益余剰金、まぁ会社の貯金だと思って。
例えば会社が利益を150万上げました。
そうするとバランスシートでは、資産と資本に150万が計上されます。
利益を上げるってことを調達したと考えてください。
150万で何か買いました。
そうすると資産の方は何かが150万になります。

結局なんなんだって思うかもしれないけど、借りてきた金である負債と、資本である
出資金とか利益余剰金とかその他の金で資産が形成されてるってこと。
他にはよくある表現で、資本=資産ー負債という表現。
これは資産から負債を引いて、残った資本が会社とか株主の”取り分”という数字ってこと。
あくまで数字だよ。
お金以外の資産に変わってるからね。

簡単に説明すればこんな感じ。

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