需給ギャップとは何か?GDPとの関係を整理する

財政破綻論の嘘の第3章に入ってるけど、日本の需給ギャップという折れ線グラフが出てきた。
なんだこりゃ?どーやってみりゃいーんだ?ってことでいろいろ調べた。

このグラフは需要と供給を比較してインフレなのかデフレなのかを見る指標で、
元となる数値は推計値で出されているってことで説明します。

この需給ギャップの説明の前にGDPを説明する。
まずGDPには3種類ある。
一つは名目GDP、そして実質GDP、そして潜在GDPがある。

まず名目GDPだけど、これはおそらく一般的に知られている国内総生産というもので、
当期っていう定められた1年間に発生した付加価値の総額を表している。
付加価値わからない人はこれ読んで。

実質GDPは需要量の単位を円に換算した、付加価値額です。
日銀からの引用だと、ある年(基準年)の価格水準を基準として、
物価変動要因が取り除かれています。
とりあえず黙って読んで。
世の中いろんな需要があり、それに伴い、いろんな商品やサービスがある。
商品やサービスによって金額も単位も違う。
商品だと単位は、個、ケ、本、ℓ、匹とか?サービスだと回かな?
ここで上げた単位が需要量になる。
リンゴ〇個、鉛筆〇個、ガソリン〇ℓ、ネズミ〇匹とかの〇が需要量だよ。
この需要量は単位も金額も違うから、単純に合算できない。
それでどうするかというと、それぞれの商品サービスには基準年価格という価格がある。
それぞれの商品サービスにそれぞれの基準年価格をかけて需要量を付加価値額という円に換算する。
例えば
リンゴ10個×リンゴの基準年価格(130円であれば)=1300円
鉛筆10本×鉛筆の基準年価格(25円)=250円
ガソリン10ℓ×ガソリンの基準年価格(150円)=1500円
こうやって円に換算することで合算できる。
リンゴ10個、鉛筆10本、ガソリン10ℓ分の需要量を付加価値で表すと3050円になり実質GDPとなる。
実現した需要量×基準年価格=実質GDPとなる。

結局、名目と実質はどう違うのかっつうと、
名目GDPは景気の変動による市場価格という変数で計算されてるので、景気の影響が含まれる。
名目GDPは民間消費+民間投資+政府支出+貿易収支が計算式なんだけど、
民間消費のところで考えれば、実現した需要量と市場価格はどちらも変数である。
だから名目GDPの数値が変わると、量が変わったのか価格が変わったのかがわからないという指標である。
実質GDPは基準年価格という定数で計算されてるので市場価格の変動、好況不況の影響を排除できている。
変数は、実現した需要量だけである。
この違いは大事。

潜在GDPは、平均的な労働をし続けた場合の最大供給量×基準年価格である。
平均的な労働っていうのは不況好況の影響が無い状況とする。
だから潜在GDPは当期供給量を付加価値額で表した円となる。

そして需給ギャップ(GDPギャップ)なんだけど式は

となる。

この計算によって折れ線グラフが出来上がる。
GDPギャップは需要量と供給量からインフレかデフレかを見る指標である。
実質GDPと潜在GDPは需要と供給の量と基準年価格で計算されているので、この二つで需要量と供給量の比較ができる。
名目GDPは需要量と市場価格はどちらも変数なので比較ができない。
実質と潜在の付加価値額が変化するときは、量が変化するしかないからだ。
GDPギャップの式により、実質に対する潜在の割合が出せるので、
1以上になれば需要が大きく1以下になれば供給が大きいということになる。

次回はGDPギャップの見方を書く。

コメント

タイトルとURLをコピーしました